- 接客がしんどくて、辛くて仕方ない。今すぐでも辞めたい。
- 接客業にやりがいを感じるけど、少ししんどい。転職したら後悔するかな…?
こんなことをお考えの方へ。
私は、新卒で働いた接客業(銀行窓口)から事務(接客は電話対応のみ)へ転職し、ストレスが100分の1くらいに激減した30代OLです。
私は本当に接客に向いておらず、辞めて後悔はありません。
「接客業を辞めてよかったこと、事務職へ転職して驚いたこと」と経験を踏まえてお伝えします。
接客業を辞めてよかったこと9つ
私が接客業を辞めてよかったことは以下の9つ。
- 精神的、肉体的に安定
- 好きなタイミングでトイレに行ける
- 仕事中でも飲み物を自由に飲める
- 髪型の自由度が上がる
- 昼休みが1時間しっかりとれる
- 時間に追われることが無い
- 販売ノルマが無い
- 作り笑顔がいらない
- 緊張で冷や汗をかかない
反対に言えば、「これらに魅力を感じない」のであれば、接客業が向いている、ということです。
事務職をはじめとする異業種へ転職したら、退屈に感じると思います。
また、接客業であっても上記9つを満たす職場で働いているのなら、それは超絶ホワイトです。
超絶ホワイトで貴重な会社なので、私なら絶対辞めません。
その① 精神的、肉体的に安定
これはまさに、接客業を辞めたメインの理由です。
「精神的、肉体的な安定」を求めて、接客業から逃げ出しました。
一般事務として働き、ストレスが一切無いか、と聞かれたら答えはもちろんNOです。
しかし、接客業(銀行窓口)時代の精神的・肉体的ストレスと比べると、今は100分の1くらいに減った、と言っても過言ではありません。
その② 好きなタイミングでトイレに行ける
接客業(銀行窓口)⇒一般事務へ転職して、衝撃的でした。今の会社では、「お手洗い行ってきます」と周りに声をかけなくても良いんです。
大げさに聞こえるかもしれませんが、「お手洗い行ってきます」と銀行窓口の先輩や女上司へ伝える度に、「またかよ…」と言わんばかりの反応をされることが日々の大きなストレスでした。
生理中なんかは、特に地獄…。
現職の一般事務は、基本的にパソコンと向き合って黙々と作業をする時間が多いです。
当然、社内コミュニケーションや電話対応はしますが、銀行窓口と比べ圧倒的にトイレに行きやすくなりました。
人と比べてトイレが近い私は、今でもその有難みを感じています。
その③ 仕事中に飲み物を自由に飲める
「喉が渇いたなぁ~何か飲もうかなぁ」と思った瞬間、こんな気楽に飲み物が飲める、これも接客業を辞めてよかったことの一つです。
銀行窓口時代は、お客様の目に入らないような奥のロッカースペースで、持参した冷え切ったペットボトルのお茶をサッと飲むのみ。
今では、沸かしたてのお湯で温かいお茶やコーヒーを、机のそばに置いて好きなタイミングで飲めます。
飲み物も自由に飲めない接客業を経験したからこそ感じる有難みです。
その④ 髪型の自由度が上がる
髪の色、長さ、結ぶか否か…あらゆる面で、接客業は制約がつきもの。
私のいた銀行では、窓口担当者は髪型について以下のような規定がありました。
- カラーは8番まで
- お辞儀したときに顔に髪がかかる場合は、ピンでとめること
お勤め先の社内規定に大きく左右されるかと思いますが、私は銀行窓口って厳しいな…とつくづく感じていました。
一般事務で働く友人の髪型の自由さを見ていると、羨ましかったです。
今では髪型を厳しく言われることもなく、コンプレックスを隠せるので精神的にもラクです。
その⑤ 昼休みが1時間しっかりとれる
銀行窓口では、早番、遅番と昼休憩の時間がきっちりと決まっていました。窓口には必ず人が居ないといけないので、必然的に交代制です。
早番→11時~12時遅番→12時~13時この通りに、しっかり1時間休憩がとれるなら良いのですが、現実はそうはいきません。
早番のとき、10時50分に来たお客様の対応が長引き、30分以上かかってしまい、「結局20分程しか昼休みがなかった…」なんてこともザラ。
社食を一気に食べるの、辛い…
きっちり1時間休もうものなら、必ず白い目で見られます。
今の事務職では、複数いる他の事務員と少しずつ時間帯をずらしながら、自分の好きな時間に1時間の休憩を取ることができます。
その⑥ 時間に追われることが無い
銀行窓口の仕事って、基本的に時間に追われ続けて、1日が終わるころにはヘトヘト。
朝~15時まではお客様対応で、時間に追われ、15時の窓口が閉まってからも1日のお金を合わせるバックオフィス事務は時間との戦いです。
その⑦ 販売ノルマが無い
事務職は、「△△を、〇〇円売りなさい」という販売ノルマがありません。
目の前の与えられた業務を、粛々とこなすのみ。
「ある程度の販売ノルマはモチベーションになって良い!」とポジティブに考えられる方なら接客や販売のお仕事は向いていますが、私はノルマに押しつぶされるタイプなので今の”販売ノルマ無しの”事務職が性に合っていると感じます。
そもそも、銀行一般職の女性って大して昇給が見込めないのに、ノルマだけは一丁前なのが納得いきませんでした。
その⑧ 作り笑顔がいらない
接客の大変なところ、「どんなに心は土砂降りでも、笑顔は作らないといけない」ことです。
お局、上司にきつく叱られた、パワハラを受けた……等々、辛くても笑顔が必須。
基本的に、「本当に楽しいわけじゃないのに、なんで大げさな営業スマイルを作らなきゃいけないの…」なんて冷めたことを考えている私には、銀行窓口の接客業務は地獄でした。
事務職であれば、社会人として最低限の愛想はもちろん必要ですが、はちきれんばかりの笑顔はいりません。
無表情でパソコンに向かっていても誰にも怒られないのは、とても有難いことです。
その⑨ 緊張で冷や汗をかかない
銀行窓口時代は、冷や汗がつきものでした…。
むしろ、仕事してて冷や汗をかかないことなんかあるの?!レベル。
常に焦って、ヒヤヒヤして、ドキドキして、脂汗をかく日々。
冷や汗の原因は、「お客様が待っている、そして、待たせている様子をお局や女上司が目を光らせて見ている」という状況のせいです。
現職の事務員では、一事務員を見張り続けるような暇な人も、意地悪で怖いお局もいません。
銀行窓口とは違い、緊張して変な汗をかかずに仕事に集中できる環境です。
接客業から異業種への転職
転職エージェントと二人三脚で、転職活動をすることを強くおすすめします。
自分では当たり前だと思っていたり、自然と身に付いた接客業の強みを生かしつつ、異業種へのアピール方法を担当者と模索できるからです。
私はリクルートエージェントを使って、接客(銀行窓口 )から現在の事務職(正社員)へと転職を成功させました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
少しでも、本記事を読んでいただいた方に共感や、役に立ったと思っていただけることがあれば嬉しいです。